十二人の死にたい子どもたち 映画ネタバレ感想
この前TVでやっていた「十二人の死にたい子どもたち」。
人気小説が邦画映画化ということで、当たり外れは大きいのだろうなと思いつつ鑑賞です!
パッと見で「子供」に見えないのが気になってしょうがない
子供たちってタイトルなのでどんな子供たちが出てくるんだろう?と思いきや。
確かに若いけども、子供には見えない皆さんが登場します。
気になりすぎて各々の年齢を調べてみたのですが、公開当時2019年に10代だったのは3人だけでした。(1999年生まれは除きました。)
映画の配役に実年齢なんてどうでも良い!とは思っていますが、少年少女の役でも日本の俳優さん女優さんはしっかりメイクや整えすぎた髪型など全てにおいて作られている感が凄くてなんか気になっちゃうんですよね。。
この映画のミソはみんなが「子供たちであること」だと思っていたので、ちょっと気になってしまいました。
メイコにイライラMAX!!
黒島結菜さん演じるメイコ。このメイコにイライラMAXでしんどかったです。
早口でばーっと話す感じ。
常に敬語でキツイ事言う感じ。
自分は分かってますけどっていう態度。
あー無理です。ものすごく無理です。
絶対に一緒に行動したくないですね!
演技が上手すぎるのか、ハマり役だったのか。。
ユキの謎
話が二転三転したあげく、ゼロバンは竹内愛沙さん演じるユキが連れてきた実兄(参加登録出来なかったので+1人になった)でしたってのが真相ですよね。
ここで疑問です。
ユキもみんなで死のうと思って参加したはずなのに、「ゼロバンは何者だ、殺した犯人は誰だ、分かるまで自殺しないぞ!」となった時点でなぜ「私の兄です、他殺ではないです」と申し出なかったのか??
ということです!
「意識不明の実兄を本人の同意なく勝手に連れてきた」と言えば非難されるだろうな…と思って言えなかったのか??そんなの適当に嘘ついてごまかせばいいのにと思う。
死のうと思って来たんですよね?自分が連れてきた兄が原因でみんなが戸惑い、集団自殺を保留にしているって分かっているんですよね??
…まさか高杉真宙さん演じるサトシの共謀者か!?
前回、前々回の謎
進行役のサトシが「集団自殺は今回は3回目。1回目も2回目も実行はされていない。」と認めていますね。
今回はゼロバンについて話し合う必要があったから実行を免れたものの、1回目2回目はどういう流れで話し合いになり未遂になったのか?が気になりました。
そこでミソになるのがやはり「子供たち」であるという事だと思うんですよね。(子供には見えないけどね!)
狭い世界で生きている子供たちだからこそ、自分の事を無関係の人に話すことで違う世界を知ることができて少しだけ生きる希望が持てたんだと思うのですよ。
で、その話すきっかけってのが必要なわけで。それが気になる。。
十二人の死にたい子どもたち 総評
60点。
短い時間で話が二転三転したわりに、真相は「え、なんだそういうこと?」という感じ。
キーマンであるゼロバンの妹が、なぜ黙っているのか。
ゼロバンは何者かについての推理がメインで、集団自殺を取りやめるまで(各々の心変わりについて)の心情描写が物足りなかった印象もあります。(言っちゃえば同調圧力のような気がした。。)
この辺は原作小説にはしっかり書かれているのでしょうか?