【プリデスティネーション】映画感想
プリデスティネーションという2014年の映画を見たので感想です。
今回もジャケ借りならぬジャケ鑑賞です。
盛り上がりどころが分からない
元女性のジョン(ジェーン)の半生をメイン描いた話しなのかな?と思いきや、能力がありながら待遇に恵まれず細々生きてきました。って内容が淡々と描かれる前半。
運命の人だと思ってた男との子供を身ごもるも、なぜか男は行方不明。ここも淡々と描かれる。
その男は実は性転換した自分(ジョン)だと知る部分も淡々と描かれる。
そのあとも驚きの関係がどんどん明かされるも、なぜか淡々と描かれる。。。
なんでしょう、淡々と描かれすぎて眠くなったのは私だけでしょうか。わざとなの?というくらい抑揚が抑えられている気がします。
設定が…
性転換した元女性の男性に生殖能力が備わった!って設定はまぁ良いとして。(インターセックスだった場合は可能?)
タイムリープして女性だった頃の過去の自分との間に子供が出来ちゃうなんて設定、どこの二次元転生ものですかってくらい気持ち悪いな…と思いました。
惹かれあう男女は大きく遺伝子情報が違うみたいな話しがありますが、これは真逆の設定。
近親相姦で出来た子供には障害が出やすいということは事実です。
が、もしそれが優秀な遺伝子だったら…?って話しなのですか?それを組織が管理して実験しているという話しなのですか??
どっちにしろ、ちょっと気持ち悪いな…と感じます。
爆弾魔の意味
結局は逃れられない運命なんだよ。って言いたいのか、どうなのか。。
爆弾魔を捕まえるって話しがメインなのか、主要登場人物全員が同じ人だよって事がメインなのか、詰込みすぎてて盛り上がりどころを失ったのかな、とも思いました。
映画化にあたり爆弾魔の存在が邪魔しているのでは?と感じます。
プリデスティネーション 総評
60点。
見終わって「で?」という感想がメインになってしまう。
組織の目的がよく分からず、映画自体も何が言いたいのかよく分からない。
「卵が先か、鶏が先か」を人間にしてみましたって、組織が管理してました。で?って感じなのです。
原作は「輪廻の蛇」というSF(?)小説。映画を見てよく理解できず、原作小説があることを知ると読みたくなってしまうのはあるあるですね。