万引き家族 ネタバレ感想 色んな家族があるんだなぁ。
話題の万引き家族を見てきました。
カンヌでパルムドール賞(大賞みたいなもの)を受賞したので観客動員数も伸びているんじゃないでしょうか。
話題作品でかなり良い作品、と気合を入れて見に行ったけども、あまり感想らしい感想、というのが思い浮かびませんでした。こういう風に捉えたらいいのかな?こうなのかな?という推測ばかり。。
以下感想です
安藤サクラとリリーフランキー
もとは安藤サクラが見たくて見てたんですが、リリーフランキーも安藤サクラにかき消されないくらいの良さがありました。2人とも演技が上手い!って伝わるのではなく、すごく自然なんですよね。あーこんな人いるいる、みたいな。
テレビで見る俳優さんが出てる映画とかってその俳優さんのイメージとかが優先されてしまうので好きじゃないんですが、リリーフランキー良かった。個人的に特に2人がそうめん食べてて…のシーンはすごく良かった。
何が良かったってところは分からないけど
全体の雰囲気が良くて、たんたんと話しが進むんですよ。日常を描いていて、私からしたら大事件だったりする事もたんたんと描かれていて。121分あるんですが、エンドロールになった時に「あぁもう終わりなんだ」と感じました。(良い意味で。)
何が言いたかったのか?は見た人によって変わりそう
ここに出てくる家族はみんな心に何か持っている感じだけど、その不安な感情を殺しているな、と感じました。それぞれが不安な感情を殺し、愛情というより「情」に寄せ集まって生きているんだなぁと。
伝えたい事は「当事者じゃないとどういう事が幸せなのか分からない」ということのかな、とも。
疑問点たくさん
そもそもなぜ万引きするの?っていう部分が気になりました。年金、建設現場での給料、クリーニング屋での給料がありますよね?家も持ち家のような感じだし、子供も学校に行っていないし、万引きするほどお金に困っているのか?っていう気がします。
樹木希林演じるおばあちゃんとの関係もよく分かりませんでした。(松岡茉優さん演じる亜紀とは血縁者のようですが。)リリーフランキーと安藤さくらとは完全に他人?なんでしょうか。
城桧吏さん演じる祥太が最後にどう思ったのか、も分かりませんでした。日常的に万引きをすることに疑問を持ち始めて、わざと捕まったんだという風に言うシーンがあります。そのあとバスに乗る前「おじさんに無理やり引き留められたって言え」と言われると「分かった、そうする」みたいな返しをしています。
これはあえて冷たく接するという優しさからなのか?それともただそう思ったから言っただけなのか?バスでしばらく走ったあとに後ろを見てるので、優しさで言ったんでしょうか。
総評
70点。
見た人に判断をゆだねる、の部分が多すぎて私には難しく感じるところがありました。
映画自体は面白かったのですが、感想は?と言われると面白かった・演者が良かった・なに考えていいの分からなくて難しかった
しか思い浮かばないのです。もう少し感想をしっかり纏められるようになりたいなぁ。。