モザイク酷いヨ!映画「ボーダー二つの世界」ネタバレ感想

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2021年の締めくくりは「ボーダー二つの世界」を鑑賞しました。

いつもの如く適当に、直観で、口コミなど一切見ずに鑑賞作品を決めましたが…タイトルも謎だし、サブタイトルも謎。

ジャケットに至っては、森で小太りな女性警備員が動物たちに囲まてれいる写真。

なんかファンタジーな映画なのかな?

ということで鑑賞開始です。

小太りな女性のちょっと変わった日常

主人公ティーナは人より優れた嗅覚を生かし、国境フェリーの税関職員として働いている。

彼女の指摘は確実で、麻薬、酒、はたまた違法ポルノまで見つけてしまう。持ち主の汗?体臭?からも犯罪の匂いを嗅ぎ取っているようだ。

匂いを嗅ぐ仕草はかなり野生的で、大型の肉食獣のように感じる。

見た目も独特である。

ファンタジー好きならゴブリンのようだと例えるかもしれない。

小さく吊り上がった目、むき出しの歯、ずんぐりした体型。。(ちなみに特殊メイク。なので野生的な見た目に似合わず声が可愛い。)

森の中の一軒家で犬ブリーダーの彼氏?夫?と二人暮らし。ティーナが痛がるので性行為は無い。

森の中を裸足で歩いたり、湖を裸で泳いだりする(全裸モロ出し股間にモザイク有り。とくにモザイクに対して不満はない。)のが日課のようだ。

たまに介護施設にいる父親に会いに行く。

と前半はこんな感じで、ティーナの日常が描かれている。

 

ここまでの「ボーダー」要素と言えば、ティーナが国境フェリーの税関職員であるという点だけ。

うーん、まだまだ謎です。

(ちなみに原題はスウェーデン語で「Gräns」。国境や境界線という意味で、英語のボーダーとほぼ同じだと思われます。)

くりそつな男性登場

怪しい男性ヴォーレ登場。

完全に浮浪者でしょ?という服装。持ち物は虫の幼虫。不気味な笑み。中肉中背のだらしない体型。なぜか顔がティーナとそっくり。(…兄妹?)

極めつけは、なんと、女性器があるという。。汗。

おいおいおい!

ますます分からない方向に進んできたぞこの映画!

なぜかティーナは怪しい男ヴォーレと仲良くしたがる(会いに行くときにオシャレ?している)し、なんなら自宅の離れを貸し出すし、なんなの?って感じ。

私はブリーダー男の気持ちがよく分かるよ。せめて貸す前に一言欲しかったよね、怪しいよね、気になるよね。

やっぱり兄妹…?血統を感じ取っているの?

ショッキングなシーンが続く…

もちろん2人はいい雰囲気になり、森で性行為を致すわけですが…

ティーナの剥き出しの股間に!モザイクが掛かっていて何も見えない!!

いや、エロシーンが見えなくて残念だと言ってるわけじゃないんですよ。

「性的に興奮したティーナの体に変化が起こった。それを見たティーナ自身が驚く」というシーンなんですよ!

ティーナの股間から男性器が生えてきたのではないだろうか?と思うんですよ!

人間ではありえない事なので、ティーナが人間では無いことをそこで初めて実感するのですよ!

ヴォーレには女性器があるらしいので、男性器が生えてきたティーナがヴォーレを…というまぁまぁショッキングなシーンなのですよ!

ハァハァ…。

まぁ、人外の男性器を見たいかと問われたらちょっと怖いので見たくない…とも思うので、モザイクがあっても良いかも…とも思うけど。。

モロ描写じゃなくて、下着越しor影などだったらよかったのかもしれませんねぇ。

ヴォーレいわく、2人はトロル(!)だということでした。

 

ショッキング案件は続きます。

性行為の結果、ヴォーレが妊娠し、こっそり出産しました。(下半身ショットは無し。)

見た目おっさんが森でこっそり出産…なかなかショッキング映像です。

人間とトロルのはざまで

ラストまでのストーリーも驚きだらけです。

ヴォーレいわく、人間はトロルに対して過去に酷い仕打ちをしてきたらしい。

ヴォーレは生まれたトロルの子供を、知人夫婦の子供とすり替えます。すり替えた子供は違法ポルノ業者へ引き渡します。

やっとこの辺でタイトルの意味回収ですね。

人間として生きてきたティーナ。実はトロルという存在だったティーナ。

つ…つれぇよ…。なんという境界線だよ。

少年漫画なら実は特別だった自分って相当なステータスですが、実際(?)に特別だった自分を知るとなんとも言えないなぁ…と思います。

ボーダー二つの世界 総評

70点。

ええーもしかして本当にトロルって存在するのー?と思ってしまうような映画でした。

ファンタジーはファンタジーだけど、リアル寄りのやつでしたね。

ティーナを演じた女優さんはすごいと思います。

モザイク無しも見てみたいけど、ちょっと怖い。

完全に見る人を選ぶ映画。

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