ストーンオーシャンに登場する「 ロッズ 」は実在するのか?
何を隠そう私はジョジョ好き。先日都内で開催されたジョジョ展に参加するべく、1巻から読み直して予習してたんですよ。
でね、私が1番好きなストーンオーシャン/ジョジョ6部(大胆で優しい徐倫が好っきー!絵もこの頃が1番好みだしイケメン登場人物が多いのもポイント高し。1回目読んだときは展開の速さ、徐倫の人柄、スタンドのカッコよさばかりに目が行ってましたがしばらく経って読み返すと、徐倫と承太郎の関係だったり友人関係だったり最後のエンポリオ少年の自己紹介シーンだったりがもう胸アツで…。最後の展開が「意味不明」とか言う人もいますが私はあの展開だからこその余韻が生まれてると思っています!!)の13巻(全体の76巻)で気になる部分を見つけました。
エルメェスの動きを制限したり、エンポリオ少年を血尿にさせたりととんでもないやりたい放題なやつ。
リキエルのスカイ・ハイが操る「ロッズ」という生き物。
高速で飛び回るため目には見えない。動物の体温を餌としてしており、集中的に1部の体温を奪わせる事で病気にすることが出来る。
他にも図付きで詳しい解説が書かれていて、まるで実在する生き物かのように書かれていますね。
え?マジで実在するの?見えないだけでこんなのが飛び回ってるの?怖い!!
…ということで「ロッズ」という生き物について調べてみました!
ロッズとは?
ロッズはUMA界ではスカイフィッシュと呼ばれています。
長い棒状の身体を持ち、空中を高速(280km/h以上)で移動する、とされている未確認動物(UMA)。出典:ウィキペディア
高速で移動するので肉眼ではもちろん、動画でも見ることはできません。
でも280キロってそんな速いんだっけ?という事なんですが、新幹線で言うと宇都宮~盛岡の「はやぶさ」と「こまち」が新幹線の中では最速で、320キロと設定されています。なのでいくら速いって言っても280キロくらいでは視界に1回も入らずに横切っていくなんてことはないんですよね。
ただし!ロッズの大きさは新幹線よりかなり細く小さく、しかも白や透明といった姿ではないかと想定されています。イメージ的には白か透明のストローが280キロの速さで横切る、といった感じでしょうか?
となると、280キロで横切ると見えない、かも…?となるんですねぇ。
動画をコマ送りで再生した際にだけ見ることが出来るので、余計に「なにこの生き物!」となるのだと思います。
ロッズはUMA?実在する?
はい、これが1番気になるところだと思います。
結論から言うとロッズは実在しません。
正確には「実在はするけどロッズという生き物ではない」という事が証明されているんです。
ではなにか?というと、正体は高速で飛び回る小さい虫(ハエ等)の残像なのです。虫って飛ぶときに高速で羽をパタパタ動かしますよね?それが撮影中のカメラを横切ると、残像だけが撮影されてしまって細長くて羽のある生き物に見える、という事なんです。
なのでロッズは動画撮影できるカメラと、小さい虫が飛び回っている環境さえあれば誰にでも撮影できる!コマ送りすれば見られるんです!
UMA説も面白かったですが、こうやって夏休みの自由研究にも出来そうな現実があるのも面白いですよね^^
ジョジョのロッズは
日本では2000~2003年頃に「ロッズは実在するのか?」という検証番組がテレビ放送されるなど、小さい虫である事が証明されています。
ストーンオーシャンにロッズが出てきたのは2001年頃。荒木先生がロッズは小さい虫だよ~って当時知っていたかどうかは分かりませんが、「体温を奪う」に関しては、完全にジョジョ中の設定だと思われます。
ロッズ/スカイフィッシュという生き物と、こういうスタンド能力があったら面白いだろうなという荒木先生のアイデアが結合してできた設定なのではないでしょうか!
ストーンオーシャンに出てくる「 ロッズ 」まとめ
ロッズはスカイフィッシュと呼ばれるUMAだとされていたが、日本では2000~2003年頃に小さい虫が写りこんだものだと証明されている。
ストーンオーシャンのリキエルのスカイ・ハイが操るロッズは、UMAのスカイフィッシュを参考にした生き物で、体温を奪う能力は荒木先生の想像である。