何者かになりたいと願い退職したけど何者にもなれなかったアラサー
どうもアラサーニートです、こんにちは。
去年の春に
「何者かになりたい!自分は会社員には向いていない!」
と豪語し退職してから早くも1年が経過しました。
でも私は1年経っても何者にもなれていないし、むしろあれだけ嫌だった会社員という道に戻ろうとしています。
何者かになりたい!
自分の好きな事ってなんだろう?
なんとなく会社員やってるってどうなの?
自分にはもっと別の事が出来るのでは?
と思って退職を考えている方に参考にしていただければと思っております。
何者かになりたかった理由
会社員(正社員)をやっていた頃の自分は
毎日に張り合いがない。
これだっていう大きな不満があるわけではないけど、就業についてのちょっとした不満がチリツモになっていた。
1年先の目標がない。
このまま一生会社員として働かなければいけないのか。
お金はあってもやりがいなんて何もないじゃないか。
と、将来について漠然とした不安を抱いていました。
何者かになりたいというのは何かの業種で成功したいとか、大儲けしたとかそういう事ではなく、人生が充実するような何かがしたいという曖昧な思いを無理やり言葉にしたものでした。
何者か、とは何か
そういう曖昧な思いを「何者かになりたい」という恰好の良い言葉で片付けて満足していた私でしたが、そもそも何者ってなによ?というのが1番大切な事なんですよね。
たとえば
○○という専門職に就きたい。
趣味の○○を仕事にしたい。
などの肝心な部分が私にはありませんでした。
広く浅くなにかやってみればどれか「これがやりたい」と思えるような事に出会えて熱中できるのではないか?と思いブログを始め、ラインスタンプも作って、写真販売もやってみたけども。
あれ?私がやりたい事、何者かになりたいってなんなんだろう?
1年経っても私にとっての「何者」は見つかりませんでした。
こじれ器用貧乏
私はいわゆる器用貧乏というやつです。
社会人になってからも流れに身を任せ、何かをお願いされれば大体のことは卒なくこなし、とくに努力をせずとも今まで何の問題もなく生きてこれました。
やがてそれは変な自信となり「自分は大体の事が上手くできる」と思い込み、専門性のなさを「自分はまだ本気出していないだけ」と言い訳するようになっていました。
本当ならそこで「努力」をする必要があるのですが、上記に書いた妙な自信から「自分は大丈夫」と思い込んでしまったのです。
結果、ブログもラインスタンプも写真販売なんの成果も出せませんでした。
平凡で良い
1年かけて「自分は器用貧乏で、努力が出来ない人間である。」事が分かりました。
今まで努力も熱中も経験したことがないので、努力をするっていうやり方も分からないのです。
努力が出来ないなら「何者」にもなることは出来ないのは当たり前。
そもそも自分が「何者」に求めていたことって器用貧乏の人あるあるの妙な自信からくる「自分は意外とやれば出来る人間である、なので少し努力すればみんなから認めてもらえるような充実した人生が遅れるかもしれない」というものも含まれているので、1年経っても少しの努力も出来ないでいた自分に「何者かになる」という事は無理なのです。
もう「平凡」にすら戻れなくなっていた
ということで金銭面からも平凡な生活に戻りたいと思い、今年の4月頃から本格的に就職活動を始めました。
4か月経ちました。
社会人としてのブランクは約1年です。
33歳、女。
20社以上連続で書類選考落ちしています。
そうですよね、このせっかく社員をとるなら、私みたいな条件の人を取るより若くてブランクもない人を雇いたいですよね。
もうこのまま正社員として働くことは出来ないのだろうか。派遣やパート勤務になるしかないのだろうか。
何者かになりたいと願っていたこの1年の間に、平凡な社会人にすら戻れない状態になってしまったのかと後悔するばかりです。
何者かになりたい!と漠然と考え退職しようか迷っている(特に私のような器用貧乏の)方。
「何者か」を明確に言葉にだして言えて、本当の努力も出来るようじゃないと「何者にもなれない」明日が待っているだけですよ。