インディジョーンズ 最後の聖戦 ネタバレ感想
久しぶりに大好きなインディジョーンズの映画を見ました。インディジョーンズの映画シリーズ4つのうち、この「最後の聖戦」が1番好きです^^
以下ネタバレ感想
インディと父ヘンリー
インディの父親ヘンリージョーンズ役としてショーンコネリーが出ているんですが、ショーンは1930年生まれ。ハリソンは1942年生まれなので12歳しか違わないのか、と驚きました。
海外の映画とかドラマの配役は、実年齢より見た目年齢優先で配役されるそうですよ。たしかに見た目は違和感なかったです。
ショーンコネリーは私の中で知的でスマート、のイメージがあるのですが、ヘンリー役はそのイメージとは真逆なところも良いんです!
インドア考古学者の父に対し、行動派考古学者のインディ。
ちょっと天然おとぼけキャラの父に対し、ちゃきちゃきして行動が早いインディ。
でも大事なところは押さえてる父、父の事を嫌っておきながら内心は尊敬してて大好きなインディ。
基本冒険映画なんですが、こういうジワジワ人との関係が見えるのも良いところなんです。
やっぱり冒険かっこいい
もう子供の頃は、嫌ってほどインディジョーンズシリーズを見ていました。
その影響もあってか今でも遺跡とか昔のものが好きなんですよ。子供の頃にみた「好き!」「カッコいい!」「私も行きたい!」ってなかなか消えませんね。
大人になってあらためて見たインディジョーンズ。
やっぱりかっこよかったです。そして冒険に憧れます。
明かにそんな冒険はないだろうし、こんな上手くいかないよっていうのは分かっているんですが、インディジョーンズを見てるとなんか新しいことやりたいな、どこか行ってみたいなと思わされるんですよね。
父ヘンリーが長年探し求めていた聖杯。日本でいうと徳川埋蔵金的な感じでしょうか。私はそういう夢のある話しが大好きです。なにか1つの事を追い求めて、実際は見つからなくても、存在しなくても、その感情や行為自体が幸せなんだなぁ、と思うんです。
ペトラ遺跡
ヨルダンにある世界遺産「ペトラ遺跡群」の「宝物殿 エルカズネ」が登場します。
子供の頃インディジョーンズを見て内容は覚えてないけど、ペトラ遺跡だけは覚えているって人も多いのではないでしょうか。
有名な遺跡なので、テレビ番組でも見ることがありますね。
渓谷を進むと急に現れる遺跡。岩をそのまま削って作られています。
初めてこの遺跡を見つけた人はどんな気持ちになったんだろうか。きっとすごく驚いただろうし、もし私だったら誰にも言わないで自分の秘密基地にしてたかも…
昔は中に入れたようですが、今は入れないみたい。残念。中は何もないみたいですけどね。
同じくペトラ遺跡にある「エド・ディル」は、トランスフォーマーリベンジのロケ地としても使われたそうですよ!
聖杯の魔力
ヒロインのエルザが欲に負けて聖杯を外に持ち出そうとし、遺跡が崩れ聖杯は床の割れ目に落ちそうになります。
エルザは自分の命を犠牲にしてでも聖杯を取ろうとし、床の割れ目に落ちて行ってしまいます。
そのあとインディがまったく同じ状況になった時、インディもまた欲に目がくらんでしまい聖杯を取ることに必死になってしまう…
インディは父が悟して我に返ることができて助かるんですが、このシーンは怖いです。
冒険映画なのでサラッと書かれていますが、物凄く大切な事が描かれています。
欲に目がくらんで自分の命を落とすなんて…と思いきや、自分にも同じことが起こったら絶対に聖杯をとらないなんていう自信はありません。
全てが叶う宝が…ほんのちょっと手を伸ばせば…。ですよ。
いや大丈夫、自分は理性がしっかりしてるから、なんて言っても、世界には持ち主を呪い殺すダイヤなんてのもあるくらいなんで、人の理性を吹き飛ばす何かがあってもおかしくはないのです。
遺跡が崩れていく中、聖杯を守っていた老騎士がなんとも言えない表情でこちらを見るシーンがありますね。
何を思って見ているのかまでは描かれていませんが、年月が経っても人の欲は変わらないということが言いたかったんじゃないですかね。
ま、私だったら「何百年も守ってきた神殿を1日で壊すとは何事じゃ!」って思いますけどね。
総評
90点。
やっぱりインディジョーンズは面白い。
ぐっとくる何かがある。
今の自分の感性を作った要因になっていると思う。