仕事の教え方について新人社員よりお願い。その2。

公開日:  最終更新日:2019/04/09

こんにちはシロクマです、前回に引き続き新しい仕事を教わる新人からのお願いについて書いていきたいと思います。

その1では①職場の基本ルールを教えてください。②関係する部分の全体像を教えてください。③「あれ」「それ」「そっち」という言い方は混乱します。④新人さんは自分で考えています。の4つを書きました。その1はコチラ

質問を最後まで聞いてください。

新人さんは分からないところが沢山ありますのでベテランさんにどんどん質問します。分からないままにせず質問するのは良い事ですね。

でもベテランさんが新人さんの質問を遮り「あぁ、これはこうだよ。」と言うのは話しをスムーズに進める事とはまったくの逆です。

まず質問しているという事は何かしら分からない事があるということですね、そこでベテランさんは(新人さんはきっと○○が分からないに違いない)と考え、話を遮り「あぁ、これはこうだよ。」と言ってしまうのですが、新人さんが分からない部分は本当に○○なのでしょうか?新人さんは○○については分かっているけどその応用作業での△△が分からないとしたら?

話しは長くなるし、新人さんも(○○なんて基本の事くらいは分かっているよ…)と思っちゃいますよね。

仕事にかぎらず「…だろう」と予測するのは良い事ですが決めつけは良くないということです。

くい気味に指示をしないでください。

これはある程度慣れてきた新人さんに対してですね。

小学生の頃、今からやろうを思ってた宿題について「いつ宿題やるの?早くやりなさい。」と言われると途端やりたくなくなります。

新人さんは自分で次に何をやるべきか?を自分で考えることは出来ます。分からなければ聞きます。なにより自主的に見つけてやりだした事のほうが身に付くしやっていて気分がいいものです。

先輩のミスは謝ってください。

いますよね、他人のミスには厳しいけれど自分のミスには甘い人。

特に新人さんを見ている方は自分のほうが先輩でベテランだしというプライドもあるのかと思いますが、自分のやったミスを認め「自分もミスしちゃう事があるから見つけたら教えてね。」くらいのスタンスでいったほうが新人さんからの信頼も厚くなるかと思います。

理由と目的を教えてください。

どんな作業にも「理由」や「目的」があるはずです。

またしてはいけない事にも「理由」があるはずです。

なぜそうなのか?を理解することで作業を覚えやすくすることはもちろんですが、理由を理解していればミスも少なくなりますよね。

優しい言い方で伝えてください。

例えば新人さんが何かミスをしてしまいました。その時に強く「これは違う!ダメ!」と言うと言われた側は(ああこれは違うのか。)と思う前に(えっなに怖い)という感情が出てしまいます。すると何が違ったのか?という大切な部分ではなく(怖い、怒られた。)という記憶だけが残ってしまうのです。

犯罪に手を染める一歩手前…とかであれば強く言う事も有効かもしれませんが、取り返せるミスであれば強い言葉で言うより普通の言い方で「ここが違うよ、これだとこういう不具合があるから正解はこうだよ。」などと理由も合わせて教えてくれれば言われた側も受け止めやすいです。

ミスの指摘だけではなく、何を言うにも優しい言い方をしてください。(これは大切な事だから強く言っておこう)は逆効果だと覚えてください。




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