マイ・インターン 映画ネタバレ感想 イケてるシニア良いぞー
先日、地上波で放送があったので見ました。
マイ・インターン。
ロバートデニーロのイケてるシニアは最高。
軽いタッチのコメディは爽快
普段暗い思いテーマのものばかり好んで見るからか、久々にコメディタッチの映画を見て「こんなにも面白いものなのか!」と驚きました。笑
誰1人として悪役ポジションにいないもの驚きます。
なんなんだ?みんな良い人じゃないか。
ジュールズの夫婦間問題とか結構深刻な問題だよね?とは思うけど、劇中は爽快タッチに徹しているので見てて嫌な気分になることは皆無。
万人受けする映画だなぁと思います。
秋の夜長、お酒でも飲みながらクスッと笑いながら見る映画としては最高じゃないですかね?(あれ?もしかしてやや女性向け?というか完全女性向け?)
ただ、映画なのでそういうもんだろと言われれば仕方ないのですが、私はひねくれ者なので「んな上手くいくかよー!ベンみたいなスーパーシニアなんてそうそういないぜ!」と思ってしまうのです。
ベンがブチ切れて周囲の面々驚愕…という展開を心の隅で期待しながら見ていましたが、ベンは本当に最後までちゃんとした人だった。紳士。
でもまぁ仮にですよ、実際にスーパー紳士なシニアが若者ばかりの職場に配属されたとしたらですよ、誰もがこの映画のようにすんなり受け入れて尊敬できるようになるのか?というと、やはりそこは映画の世界よね、とひねくれ者の私は思うのです。。
感想をまとめると、私のピュアな部分は「みんな良い人だな~幸せだな~」ですが、腹黒な部分は「んなわけあるか」です。笑
見習えベンの紳士さを
年配の方に限らず、全世代の男女は映画の中のベンから学べることは多いと思います。
いつも礼儀正しく、身なりはキチンと、ハンカチは人に貸すもの、人に敬意を払う、大切なことは言葉で伝える、古き良きものを愛す、生活にハリを、ときには休みを、など。
なかでも特に「おせっかいしすぎない、丁度いい距離を保つ。」はけっこう出来ていない事が多いように思います。(←とくに私。)
いろいろ先回りして準備してあげるのも良い事かもしれませんが、劇中でジュールズに「目ざとすぎる…」ってグチ言われてましたよね。笑
似たような話しですが私は「気の利く良い女になるぞ!」と意気込んだ結果「いつも見張られているみたいで落ち着かない…」と言われてしまった事があるので(笑)あくまでさりげなく、特にあなたのことは気にしてないんですがね、という雰囲気を出すのが良いようです。
やーさりげなく、って難しい。
女性と男の子って言い方!笑
酔ったジュールズが「女の子は女性として成長していくのに、男の子はいつまで経っても男の子のまま。」と愚痴ったシーン。
「すごい分かる!!!」「そうなんだよ!!」「よくぞ言ってくれた!」って共感した女性陣は多いのではないでしょうか。笑
なんなんですかね、女の子だっていつまでも女の子でいたいのに周りがそうさせてくれないですよね。←これもジュールズが言ってたか。
女の子は女の子でいさせてもらえないのに、男の子だけずっと男の子でいても許されているから余計に腹が立つんだと思います。。
マイ・インターン 総評
70点。
面白かった。
面白かったんだけど、ひねくれ者の私には物足りない部分もある。
この映画で共感できるのはジュールズについては空回り状態の部分だけだと思うんだけど、実際は空回りを解消してくれる素晴らしい他人(ベン)なんてそうそう居ないしな。
パティー(ベンの事が好きな近所の女性、葬儀で中指立ててた。)が報われずにいたのがすこし可哀相だったナァ。。