planetarian~ 星の人 ~ アニメ初心者の感想(ネタバレあり)
美少女系は苦手なんですが、アマゾンプライムでとんでもなく高評価だったのが気になって見てみました。
もとは2004年に発売されたPCゲームだったんですね~その後PS版やスマホ版もあるようです。
2016年7月~配信WEBアニメ版「ちいさなほしのゆめ」はほしのゆめみ視点でのアニメ化。2016年9月公開劇場版アニメ「星の人」は原作の後日談である星の人+ほしのゆめみと屑屋それぞれのストーリー。
今回私が見たのは劇場版アニメです。
と、上記について調べていて思ったのは「わーなんか複雑」てこと。よほど背景ストーリーがしっかりしていて、さらにファンがいないと出来ないことですよね!
以下、感想
絵がキレイ
とにかく人も背景もキレイ!
建物の細部もキチンと描かれていますし、なにより人物の表情が良いですね!悔しい時の顔。照れた時の顔。真面目な時の顔。どれも素敵でした。
最初はキラキラ美少女系は苦手なのよ、とか思ってたけど見てみたら癒し系美少女でした。
屋外のシーンはずっと雨でどんよりした感じですが、そこも味があって良い~
世界観
私はゲームをプレイしてないしWEBアニメ版も見てないので誤った認識かもしれませんが、この映画内は近未来の日本。(30年後くらい?)
戦争?で壊滅状態になってしまった町と、さらに50年以上経った郊外の集落が舞台になっています。
そんな絶望的な世界なのに、見ていても美しいのです。
余計な人物がいないから?余計に美しく感じるのかもしれませんね。
個人的には雪の集落シーンより、壊滅した町のシーンのほうが好きです。
ほんとに泣いた
なんていうのか、人間の形をしたロボットなんだ、作られたストーリーなんだ、って分かってはいるけど…。
ああああーー…なんて健気なんだ!
私はロボットなので平気です^^ なんて言いつつも、人間がいなくなったことに不安を覚えて自分は壊れてるんだと言ったり…
平気です、って言いながら、私の願いは…って言い出したり…
最初はこのロボット、マジで融通が利かない面倒くさいやつだな…なんて思ってごめんなさい。
屑屋がどんどん人間味を取り戻していく感じもすごく良いですね。恋、と言っても良いのではないでしょうか!?
堪えようとしても涙が出ます。ほんとに。
これから見る方は1人で見てくださいね!
分からなかったところ
ゆめみのメモリーカードについて
星の人は集落の女神様(ロボット)に電力が通っていることを確認しました。
でも星の人はその後すぐ容態が急変して亡くなってしまいます。
でもメモリーカード子供たちが持ってるし使い方も説明してないよね?
いつか子供達が女神ロボットにカードを入れて、ゆめみと話せるようになって、星の人としての知識を学んでね、ってことで渡したのでは?と解釈することにします。
星の人 問題
なにか目的があって集落周辺まで来たようだったが、目的はなんだったのか?
なぜ星の人は集落の大人たちに自分の体調について知らせなかったのか?
なぜ大人たちにプラネタリウムの星空を見せなかったのか?
集落について子供達を見て何かが変わったのか?
星の人については分からないことだらけです…。
総評
85点。
たんたんと進む系が苦手な私でしたが、この作品は特別です。
アニメ普段見ないしー、っていう人にも。
美少女系キャラが出てくるアニメが苦手だわ、っていう人にも。是非見てほしいですね。
ロボットと人間の友情・愛情っていう映画じゃなんいです。
人間への一途な信頼がじーんとくるんです。
久々に良い意味での涙がでました。