アニメ「バビロン」最終話ネタバレ感想
ようやくアニメ バビロン最終話を鑑賞しました。
ネタバレ感想を書いていきたいと思います。
※原作は未読です。
私の第一声は「は…?」
原作を読んでいない私にとって、あのラストは「は??」でしかありませんでした。
1つめの「は?」は曲世愛の目的は何だったのか?ということ。
そして2つめの「は?」は正崎善の息子と曲世愛が田舎にいた意味は?ということ。
うーん。
1つずつ考えていきたいと思います。
曲世愛の目的はなにか
曲世の目的ですね。
曲世は正崎に「正しいって何?人殺しって悪いこと?死ぬって悪いこと?」という問いかけを何度かしていたように記憶しています。
対して正崎は「それは悪いことだ」と返答しています。
瀬黒陽麻に正義とは何かと聞かれた際にも「正しいとは何かと考え続けることだ」と答えています。
最終話でアメリカ大統領が出した答えとほぼ一致しています。
曲世は自殺誘導による思想のパンデミックが目的というより、正義感の強い誰か、正しい事を理解している誰か(今回の場合は正崎)を貶める事が目的だったのかな?と思いました。
でも!
曲世が正崎に会ったのは曲世が自殺誘導を始めた後なのが「うーん」と言わざるを得ないところ。
正崎善の息子と、曲世愛が田舎にいた意味は
大統領暗殺の現場をTV中継で見ていた妻は精神的におかしくなったとして。
息子はどうなった?
多分田舎の祖父母に預けられたのではないだろうか?と思います。
そこに曲世と思わしき人物が登場します。
はい、曲世は生きていた。
アメリカで曲世と正崎の対面シーンで、陰に入って見えなくなってから銃声が聞こえましたが、これは正崎の自殺か?曲世銃殺か?それともどちらも被弾していないのか??
私はどちらも被弾していないのではないかなぁ、と思いました。
「曲世の目的は?」に通じますが、曲世の目的が正義感の強い誰かを貶める事だとすると「正崎が曲世を銃殺する」ことで完結する予定だったのが当てが外れてしまった。
では正崎をもっと追い込むにはどうすれば良いか?
答えは簡単。
息子に接触して…ムフフってわけなんじゃないでしょうか~~。
正崎が生きているからこそ息子に接触したというエンディングであって、正崎が死亡しているのに息子へ接触することへなんの意味が?となるからです。
まぁ正崎は大統領暗殺の罪で逮捕されてるでしょうけどね。
バビロン 総評
70点。
面白かった!んですが、曲世の超能力(?)や内面だったり、斎開花についてだったり、もう少し細かく知っていたほうがもっと面白いのでは?と思える部分もありましたね。
話数の限られたアニメで全てを描き切るのは難しいのではと思うので仕方ないですが、「確かに正しいってなんだろ?」とアニメを見ながら一緒に考えてみる程度には刺激されました。
過激な前半~中盤が目立ってしまうけども、大切なのは考え続けることだよ肝に銘じたいですね。
(私はいわゆる思考停止人間なのできっとすぐに忘れてしまいますが。笑)