ザドア交差する世界 映画ネタバレ感想

公開日:  最終更新日:2019/03/25

映画「ザドア交差する世界」の感想について書いていきたいと思います。

ザドア交差する世界

画像出典:アマゾン

あらすじ

画家のダビッドは妻に娘を見ていて、とお願いされていたが、近所に住む女性との不倫を優先し娘を一人きりにしてしまう。戻ったダビッドは娘が庭のプールに沈んでいるのを見て急いで飛び込むが娘はすでに溺死している。。

5年後。夫婦は別居中。自分の過ちを後悔し落ち込んでいるダビッドは娘が死んだプールに飛び込み自殺しようとするが友人に助けられる。バーに寄った帰り、自宅近くの茂みで見つけたトンネルの先には5年前、あの日の自分がいて…。

 

主演は北欧の至宝といわれるマッツ・ミケルセンさん、イケおじです。

似た始まりで、親のセックス中に子供が転落死する…という初っ端から「おいおい」と思うような映画アンチクライストを見た事がありますが、あれは始まりから終わりまで鬱々していてずーーーっと「おいおい」でしたね。まったく方向が違って良かった~。

以下私の感想

後悔先に立たず

映画のテーマがはっきりしていて分かりやすいですね。自分の欲望を取るのか、罪を受け入れるのかの2択。過去に戻れるとしたら過去の自分を犠牲にしてでも娘を取り戻すか?という1つのテーマについて描いています。

娘レオニーの「今のパパの方が優しいから好きー」というセリフはグッときましたね。

別パターンも気になる。

良心か罪悪感かは分からないが、ダビッドは最後に5年前の妻マヤと娘レオニーを守る選択をします。

5年前のダビッドを殺しといて5年前の妻と娘を貰ってハイ幸せ~というオチではありませんが、そういうオチのパターンもあって良いと思いました。人間の欲望が全開になった時どうなるのか?について突き詰めるとそうなっちゃうんじゃないかって。

ただ納得できないのは、マヤが表れた事。激しい後悔を持つものだけがトンネルを見つけられる設定だとしたら、この状況を生み出した主人公ダビッド自分のせいで娘が死んだという公後悔の上でトンネルを見つけるのは良いとして、何故マヤが5年前に現れたのかが分からない。

交差する?ってわけでもなさそう。

「ザドア交差する世界」というタイトルですが、現在と5年前の世界はまったく別世界だという設定になっています。

普通のループ物、タイムスリップ物であれば、過去で何かすると現在の自分にも影響が出るというのが通常ですが、本作ではまったく別の世界、同時進行している世界という感じですね。

バックトゥーザフューチャー見まくってた私としてはちょい違和感があります。

映画「 ザドア交差する世界 」まとめ

60点。

マッツは好きな俳優さんなので見ていて目の保養でしたが、ストーリーはうーんという感じ。

娘を死なせてしまった事の辛さとか、何回か行き来して自分で決意して入れ替わるとか、もう少し主人公の葛藤が見たかったです。




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