【愉楽への手ほどき】映画ネタバレ感想

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久々に映画鑑賞。

【愉楽への手ほどき】

パッケージを見る限りエロ映画ですが、なっかなかに見る人を選びるすぎる映画でした。

(チャタレー夫人を見てたからか、こういう系があなたにおススメにどんどん出てくる。笑)

エロ要素

セックスシーン、オールヌードは多々出てきますが、なぜかエロを感じさせません。

パッケージのシーン(女性同士のからみ)も多数ありますがまったくエロではないです。

なぜか?

引きの画ばかりだからだ!

セックスシーンは多々あれど、情熱的なカメラワークは皆無。

基本、引きの絵面で全身が写る感じ。

なんででしょう。

他の日常シーン、事後のベッドでゆっくりしてるシーンなどはカメラワークには違和感がないのでわざとなのだと思います。

この人達にとって(恋人同士でなくても)セックスは日常的なもので、朝食を食べている風景と同じですよーって意味なのでしょうか。

関係が高度すぎて分からない

登場人物(とくに女性)がなにを考えてそういう関係を持っているかが分からなすぎます。

スージーが現れる前のカミーユとクララに性的関係があったかは不明(キスはする)ですが、いわゆるバイセクシュアルのポリアモリーということなのでしょうか?

それとも恋愛感情は無いけど精神的繋がりの延長としてセックスしてる関係なのでしょうか?

なのに!映画終盤、クララがオリヴィエとスージーを対面させたときにオリヴィエが「スージーの事、まだ好きなんだ…」ってなって、クララが若干キレ気味になってたのは何故なのでしょう?(その後3人でセックスして仲直り)

面白かった部分

もうとにかく話しが難しくて??全然分からなかったのですが、もちろん面白かった部分もあります。

まずは作曲家クララによるダメ男オリヴィエの再教育。

クララがあんなに飴と鞭が上手いとは…。

気持ちの良いくらい鞭を飛ばしておりましたね。笑

現実でもたまに居ますよね。女性でズバズバ言ってくるけどちゃんとやればしっかり褒めてくれる姉御な感じの方。

私は奥手なのでそういう方は少し苦手なのですが、オリヴィエくらいダメダメ男にはちょうど良いのだと思います。

 

そして老人トントンとスージーのヨガ体験。

ヨガというより瞑想でしょうか。

私も一時期「瞑想をやろう!」と思ってチャレンジしましたが、「何も考えない」ってかなり難しい。

最初は集中して何も考えないを実行できていても、気づいたらあれこれ考えてしまう。瞑想って練習が必要なんですね~。

スージーは彼らに出会うまでいろんな不安を持っていましたが、老人トントンと出会い、ヨガと瞑想に出会い、精神的には一番安定したのではないでしょうか。

(でもスージーだけ定職がないからただのヒモ暮らしではある。。。)

愉楽への手ほどき 総評

50点。

エロ目的で見ると完全に眠くなります。

なんだかよく分からないけど、こういう事を考えている人もいるんだなぁ、へぇ~くらいの感じで見ないとしんどいです。

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